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活性酸素って何?
酸素ナノバブルを飲むことによって活性酸素を増やすことになってしまうのではないかというご質問をよく受けます。そんなご質問にこたえるため、動画を作成しましたので御覧ください。
この動画では、活性酸素ができてしまう仕組みや、活性酸素がどうして様々な疾患を引き起こしてしまうのか、酸素ナノバブル水などで酸素を補給することが活性酸素増加にはつながらない理由、などを詳しく解説しています。
ミトコンドリアのエラー
そもそも体に悪い影響を与える活性酸素の大半は、ミトコンドリアが通常の呼吸で取り込んだ酸素を使って栄養分をエネルギーに変換する過程で産生されてしまいます。ミトコンドリアでは、炭水化物などを酸化(酸素を使って燃焼)させることで細胞に必要なエネルギーを産生しています。
この過程は、酸素という強力な酸化剤をうまく使用して、電子をやり取りする(酸化・還元する)ことで最も効率よく炭水化物からエネルギーを抽出するプロセスです。
しかしこのプロセスの途中で一定の確率(約1−3%)で、電子取引のエラーが発生し、強力な不対電子と呼ばれる電子が遊離してしまうことが分かっています。これを補足してしまった酸素を活性酸素、フリーラジカルと呼びます。
フリーラジカル
フリーラジカルはとても反応性が強いので、脂質など通常の生体反応では酸素による酸化反応を受けない物質と反応して脂質ラジカルと呼ばれる悪性脂質を産生してしまします。この脂質ラジカルは次々と他の脂質に反応していくことで体全体に悪影響を及ぼします。
このように活性酸素というのはミトロンドリアのエネルギー産生過程のエラーにより作られるので、酸素を豊富に供給したからといって活性酸素が増えるわけではありません。
酸素補給で不完全燃焼を予防
ミトコンドリアをエンジンに例えるなら、ガソリン(栄養)を燃やすエンジンの周りに豊富に空気があるからといって排気ガスが増えることはないのと同じです。むしろ、フィルターが詰まったりして酸素が供給されないと不完全燃焼をおこしてしまい、排気ガス(フリーラジカル)が増えてしまいます。
同様に、酸素不足の状態でミトコンドリアにエネルギーを産生させると、不完全燃焼を起こしてしまい、より多くの活性酸素を発生させてしまいます。常日頃から、ミトコンドリアに常に十分な酸素を補給することで、ミトコンドリアの健康を保つことが活性酸素の発生を防ぐことにつながるということです。